プロやセミプロが競馬で注目しているポイントに、配当の歪みがあります。
基本的に、競馬はオッズによって配当が成り立っていますが、このオッズを決めているのは馬券を購入しているすべての消費者です。
そのため、オッズの中には正当ではない歪みが生じているオッズがいくつか存在しています。
このオッズの歪みを把握するのにプロ達が利用しているのが、合成オッズというものです。
合成オッズは、自身が購入しようとしている馬券の適性がどの程度なのかを把握するための指標です。
例えば、単勝と馬単の二つの馬券を比較した場合、単勝の適性値というのは馬単総流しの適性値に近いと判断できます。仮に、単勝オッズが3倍で馬単の総流しをしたときの合成オッズが2倍しか存在しなかった場合には、理論的には単勝を1点買いしたほうが儲けは大きくなります。
確かに、馬単の総流しをすると大きな穴馬券を得ることができるかもしれませんが、そうした運任せの買い方をしていると最終的には単勝1点買いをしている人に負けてしまうわけです。これが、合成オッズを利用したオッズの歪みを探す方法です。
合成オッズは専用のソフトやツールを利用すれば簡単に算出できます。
日本競馬では、購入可能な券種が7つも存在しますので、軸馬を決めて相手を選択するときには軸馬のみを買ったほうが、妙味があるのか?それとも相手を含めて購入したほうが配当は大きくなるのか?を必ず比較しなくてはいけません。
こうすることで、競馬で儲けるプロに近づくことができます。