競馬というと新聞を片手に大声で野次を飛ばしている男性というイメージが強いものですが、人間と馬の関係は基本的に古く紀元前3000年ごろから家畜として飼われていました。
それ以降、オリンピックでの種目となり1540年にはイギリスで競馬場が建設されて貴族が自分たちの持っている馬を競い合わせるようになりました。さらに馬の品種改良を重ねて1700年にはサラブレッドが誕生し19世紀にはアジア各国、南米、フランス、アフリカにまで浸透しました。
イギリスの貴族によって行われたレースが始まりとなっていますが、日本でも平安時代には競馬は存在していました。
その当時は神への行事として行われていましたが、1858年にオランダ、アメリカ、イギリス、ロシア、フランスと修好通商条約を結び、開港のために外国人のための居留地を設けるため娯楽として現在の横浜市に洋式の競馬場が建設されたのです。1900年ごろには軍馬の賭け事が法律で可決されて、馬券を購入することができるようになったのですが、これが今の中央競馬へとつながっていくわけです。
現在も世界各国で強い競走馬を生みだそうと日々交配が行われていますが、このような長い歴史があったのです。